熱分析講習会のご案内
熱分析は基礎的な研究だけでなく,応用開発や品質管理など幅広い目的で利用され,その用途は年々広がりを増しています。近年,装置の進歩とともに自動化などにより簡便な測定が可能となり,また新たな測定手法も開発されていますが,実験の精度を高めて得られたデータを正しく理解し,解析をするためには,熱分析の様々な理論や測定法のノウハウを知ることが必要とされます。
講習会の目的と特徴
日本熱測定学会では,これから熱分析を始められようとしている方,装置はあるが使い方やデータの解釈に不安のある方などを対象に,熱分析技術の普及とそのレベルアップを目的とした講習会を実施しております。
専門講師陣
各分野の専門の研究者による質の高い講義
充実したテキスト
講師執筆テキスト+「熱量測定・熱分析ハンドブック」
実践的な内容
基礎から応用まで幅広くカバー
講習会の内容
各講師の執筆によるテキストと本学会が編集した「熱量測定・熱分析ハンドブック」(丸善)を用いて,基礎的な知識から応用事例までの広い範囲をカバーした講義と実習を行っております。
さらに,分析機器メーカー各社のご厚意により最新式機器によるデモンストレーションや実験ノウハウの提供なども行っており,充実した内容でこれまでご好評をいただいております。
個別相談サービス
講習会申し込み時や当日でも事前に質問をお寄せいただければ,講師らが回答を行う「個別相談」の時間も設けておりますので,有用な情報源としてご活用していただけるものと思います。
開催形式の変更について 2019年以降
2019年以前は,本講習会は年に2回定期的(東京(2月頃)・大阪(9月頃))に開催してきましたが,新型コロナウイルス感染症拡大に伴い,2021年度より6月から9月にかけて月1回のペースで開催するオンライン講習会となっております。
オンライン講習会の特徴
講習会のアーカイブ動画を視聴できるサービスも行っており,好きなときに好きな場所で講習を受けられることから,好評を得ています。2025年度も同様の形式でオンライン講習会を行います。
また,オンライン講習会と並行して直接測定装置に触れられる対面型講習会も並行して行います。活動を進めてまいります。
- 実習の様子(第59回)
- 講義の様子(第59回)
ぜひこの機会をご利用いただき,熱分析をご自身の技術とされますよう,お勧めいたします。