会 期: 2003年2月17日(月)〜19日(水)
会 場: 大妻女子大学(東京都千代田区三番町)
主 催: 日本熱測定学会
協 賛:
日本化学会,日本農芸化学会,日本薬学会,日本物理学会,日本結晶学会,
日本分析化学会,近畿化学協会,応用物理学会,日本冷凍空調学会,廃棄物学会,
日本金属学会,化学工学会,日本材料学会,高分子学会,プラスチック成形加工学会,
日本油化学会,日本ゴム協会,繊維学会,日本セラミックス協会,資源・素材学会,
日本原子力学会,日本食品保蔵科学会,日本食品科学工学会,日本生物工学会,
日本生化学会,日本生物物理学会,炭素材料学会,日本熱物性学会,石油学会,
日本鉱物学会,日本蛋白質科学会,日本鉄鋼協会,日本粘土学会,日本表面科学会,
日本バイオマテリアル学会,日本家政学会,日本調理科学会(順不同,予定)
プログラム:
2月17日(月): 講 義
10:00 - 10:05
開会のあいさつと講習会の説明
10:05 - 11:05
熱分析の基礎 1 ─ 熱力学とデータ解釈 (東京都立大学)吉田博久
1. 熱,温度,熱容量
2. ギブズエネルギー,エンタルピー,エントロピー
3. 相転移と相図
4. ガラス転移と緩和現象
5. DSCの標準物質
11:15 - 12:15
熱分析の基礎 2 ─ TG,CRTGを中心に (理学電機)有井 忠
1. TG, CRTGの原理
2. 装置の校正
3. TGの測定条件と注意事項
4. TG測定における問題点
5. 変化の内容と,より多くの情報を得るために
12:15 - 12:30
午前の総合質問・個別相談
12:30 - 13:30
個別相談・昼食
13:30 - 14:10
装置メーカー デモンストレーション
14:15 - 15:15
熱分析の基礎 3 ─ DTA,DSCを中心に (千葉大学)稲場秀明
1. DTA, DSCの原理
2. DSC測定において熱流束を得る方法
3. DSC測定において相転移による熱量,比熱容量を得る方法
4. 測定上の工夫と注意事項
5. 各種のDSC
15:25 - 16:25
熱分析の基礎 4 ─ TMA, DMAを中心に (神奈川大学)西本右子
1. TMAの原理と測定法
TMAの原理/各測定モード/測定条件/測定の実際/特殊測定の例/測定例
2. DMAの原理と測定法
DMAの原理/各測定モード/データの解析/測定例
16:35 - 17:35
高分子の熱分析 (東京工業大学)橋本寿正
1. 高分子材料の高次構造と熱的性質
2. ガラス転移・融解・結晶化・酸化・分解の熱的評価
3. 熱伝導性関連物性の測定原理と実際
4. プラスチック成形加工と熱物性データベース
5. 超薄膜・複合材料の熱物性
17:35 - 17:50
午後の総合質問・個別相談
17:50 - 18:10
個別相談/装置メーカー展示
2月18日(火): 講 義
9:30 - 10:30
食品の熱分析 (大妻女子大学)中村邦雄
1. 水系の熱分析の注意点
2. でんぷんの糊化・老化
3. 多糖類ゲル中の不凍水
4. TMAによるゲルの膨潤率測定
10:40 - 11:40
医薬品の熱分析 (東邦大学)米持悦生
1. 医薬品の物理形態
2. 医薬品と添加剤の相互作用
3. 医薬品の安定性予測
4. 医薬品の溶解速度の予測
11:40 - 11:55
午前の総合質問・個別相談
11:55 - 12:55
個別相談・昼食
12:55 - 13:40
装置メーカー デモンストレーション
13:40 - 14:40
バイオカロリメトリー (理化学研究所)上平初穂
1. 生体高分子の熱測定
2. タンパク質の安定性と構造
3. DNAとタンパク質の相互作用
4. バイオカロリメトリーにおける熱測定の重要性
5. タンパク質の熱力学データベース
14:50 - 15:50
測定法の最近の進歩 (千葉工業大学)小沢丈夫
1. 熱分析の種類と定義
2. 新しい微視的熱分析
3. 新しい温度制御
6:00 - 17:00
装置メーカーによるテクニカルノウハウの説明
17:00 - 17:15
午後の総合質問・個別相談
17:15 - 17:35
個別相談/装置メーカー展示
2月19日(水): 熱分析機器による実習
9:00 - 15:00
実習課題の説明と実習
(AからCのうち1課題を選択)
(A)食 品 (大妻女子大学)中村邦雄
でんぷん−水系の相転移
(1)でんぷんの糊化・老化
(2)でんぷん中の不凍水
(B)高分子 (埼玉大学)柴崎芳夫
試料の取扱い方
試料の熱履歴や雰囲気の調整
測定条件の選択
測定
ピークの解釈
(C)医薬品 (東邦大学)米持悦生
DSC装置の温度および熱量の校正,測定条件の決定
DSC測定による医薬品多形の確認
TG-DTA装置の校正,測定条件の決定
TG-DTA測定による医薬品溶媒和物の確認
DSC測定による医薬品非晶質の確認
15:00 - 16:00
実習に関する個別質問
16:00
閉 会
テキスト: 担当講師執筆による講演要旨・資料
サブテキスト: 「熱量測定・熱分析ハンドブック」(丸善) 講習会参加割引価格 5,880円(消費税含)
定 員: 講義 80名,実習 24名程度
参加費(テキスト, 消費税含む):
【講義および実習】
日本熱測定学会正会員 36,750円
学生会員 21,000円
維持会員 47,250円
協賛学協会会員 57,750円
非 会 員 73,500円
【講義のみ】
日本熱測定学会正会員 21,000円
学生会員 7,800円
維持会員 26,250円
協賛学協会会員 31,500円
非 会 員 42,000円
【実習のみ】
日本熱測定学会正会員 21,000円
学生会員 15,750円
維持会員 26,250円
協賛学協会会員 31,500円
非 会 員 42,000円
参加申込方法:
・申込書にご記入の上,書面にてお申込み下さい。
・電話でのお申込みは受け付けておりません。申込書受理後,参加証・請求書をお送りいたします。
・参加費の払戻しはいたしません。定員を超えた場合は先着順に締め切らせていただきます。
・個別相談の質問は,別紙にまとめて申込書と共にお送り下さい。
申込先: 日本熱測定学会事務局
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-6-7
宮沢ビル601
TEL. 03-5821-7120 FAX. 03-5821-7439
e-mail: netsu@mbd.nifty.com