Westrum
教授講演会
この度
Prof. Edgar F. Westrum, Jr(米国,ミシガン大学教授)が来日される機会に,材料開発研究の基礎となるガラスと結晶状態の熱容量の解析に関してご講演をお願いしました.ぜひご参集ください.
主催:中央大学
理工学研究所共催:日本熱測定学会
日時:
1999年7月19日(月)14:00 - 15:30場所:中央大学理工学部
6号館7階6701号会議室
講演者:
Prof. Edgar F. Westrum, JrDepartment of Chemistry, University of Michigan, U.S.A.
題目:アルカリ二ケイ酸塩のガラスおよび結晶状態の熱容量
−バーバー/マーチン法によるフォノン分散解析−
アブストラクト:ガラス相の熱容量データについてのバーバー/マーチンによる解析
法は,駒田/ウエストラムやキーファーによる方法と同様に鉱物結晶にも適用される
ことは興味深い.この方法はフォノンの分散関係を取り入れることにより,初期のデ
バイモデルとは本質的に異なり,ケイ酸塩結晶や他の結晶において良い結果を与えて
いる.
われわれはガラスおよび結晶性のケイ酸塩について
5〜350 Kでの熱力学的性質の測定を行い,バーバー・マーチン法による解析と比較した.
ケイ酸塩においては諸物性の組成による加成性が知られている.ここでは,リチウム,
ナトリウムおよびカリウムの二ケイ酸塩を取り上げ,同組成のガラスと結晶相の種
々の性質について比較し,ガラスと結晶相の間に生じるショットキー型熱容量寄与か
らの構造的情報の導出について議論する.
連絡先:中央大学理工学部応用化学科
高
橋 洋 一電話:
03-3817-1909FAX
: 03-3817-1895